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アメリカ大学ランキングで一番影響力のあるのは、1983年から毎年発表されるUSニューズ&ワールド・レポートの大学ランキングです。このランキングに使われる指標は、テストスコアや合格率、卒業率、学生一人当たりに使われる金額などです。でもここで注目したいのは、全体の約4分の1は大学学長や高校のガイダンスカウンセラーにそれぞれの大学を評価してもらって決まることです。アンケートに答えた人の大学に対する漠然とした印象が数値化され、ランキングの要因の4分の1を決定してしまうのです。それを知らず客観的で正確なランキングだと思って利用する人が世界中で後を絶ちません。USニューズのランキングは大学の今後に関わる無視できない存在なので、ランキングに異議を唱えても参加をやめようとする大学はほとんどなく、少しでもランキングが上がるようなデータをUSニューズ&ワールド・レポートに毎年自ら送っているのです。

大学のランキングは毎年少し変動します。それはランキングが毎年同じになってしまうと人々から注目されなくなってしまうので、指標の比率を毎年少し変えて操作しているからです。大学はランキングを上げるため、莫大なお金をマーケティングに使って受験生を増やしたり、学生一人当たりの支出を上げるため建物を増やしたり頻繁に改築したりします。そういうこともあり授業料が高くなるのです。ランキングは、授業料や寄付をたくさん得てそれをまたたくさん使う大学が優位になるシステムを作っていると言えるでしょう。

たくさんのアメリカの大学をそれほど知らない人は、ランキングで大学名を知ったりするのにはいいかもしれませんが、それぞれの大学のプログラムや校風を知り、自分の興味やニーズと照らし合わせて本当に自分に合った大学をみつけて下さい。

サトリ・カレッジ・プランニングの詳細はsatoricollegeplanning.comをご覧下さい。そのサイトから質問にもお答えします。

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