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アメリカの大学合格のために高校でスポーツや音楽などのクラブに入るといいと言われて、なぜだろうと思ったことはありませんか。このようなクラブ活動をしている高校生を大学に迎え入れるのは、大学にとってどんな意味があるのでしょうか。大学は学力面だけでなくいろいろな能力のある学生を入学させたいと思っていますが、その他のメリットについて考えてみましょう。

フットボールなどでは強い選手をリクルートすることにより、大学はスポーツチームを強くして大学の知名度を上げ志願者を増やすことができます。スクールスピリットも上がるでしょう。またチームが強いと同窓生からの寄付金も増えます。

マイナーなスポーツでも、またそこまで強くない選手でも大学合格には有利に働きます。それは時間とエネルギーを使って長い間一つのことに打ち込んでいるという事実が評価されるからです。体力のみならず、集中力、持続力や忍耐力、またチームスポーツでは人とうまく交流できる能力は、大学卒業後社会人として活躍するにあたって重要な特性と思われています。またスポーツをしている人の方が総じて物事を楽天的にとらえることができるので、キャンパスを明るく活気あるものにしてくれます。楽器ができたりすることも、能力だけでなく長い期間こつこつと練習してきたその精神力が評価されます。何事もあきらめずに続ける人を合格させれば、大学のランキングにも関係のあるドロップアウト率を抑えることにもなるでしょう。

スポーツや音楽の得意でない人もあきらめないで下さい。学校の勉強だけでなく、時間が経つのを忘れるような情熱の持てる何かをみつけ打ち込むことができれば、高校生活が充実するだけでなく希望の大学に入学できる確率も高くなるでしょう。
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アーリー・ディシジョンやアーリー・アクションで大学を受けて去年の内に合格、不合格がわかった人の他に、ディファード(deferred)、つまり一般の志願者と同じ時期に合否判定を下されることになった人がいると思います。合格判定を延期されることになった人たちは、ただ待っていれば良いのでしょうか。今回はどう対応すれば良いかケースごとにお話しましょう。

まず大学によって、合格者以外をほとんどディファードする所と、かなりの志願者を不合格にして一部だけをディファードする所があります。人数を公表しない一部の大学を除いて、大学のウエブサイトやオンラインの学生新聞などで、この人数を確認することができます。前者の場合、残念ながら今後合格する可能性はかなり低いと認識しておいて下さい。でも不合格ではないので希望は持ち続けましょう。

次に、アーリーで受けた大学が自分の成績やテストスコアから客観的に見て本当に入れそうな大学だったのか、ディファードされた今も本当に入りたい大学なのかとよく検討する必要があります。その両方の答えがイエスなら、自分の高校を担当している係りの人(regional admission officer)のメールアドレスを入手し、合格したらぜひ入るという熱意と自分がどのようにその大学に合っているのかをアピールする内容のメールを送りましょう。もしその大学が自分の第一希望でなくても引き続き合格を望むのであれば、入学を希望している旨を書きましょう。

高校シニアの前半の成績が出ると、高校は志願した各大学に成績を送ってくれます。その頃、例えば高校のミュージカルの主役を演じることになったとかエッセイコンクールで賞をもらうことになったとか新たな情報があれば、それもメールで知らせましょう。大学によっては推薦状をもう一通送ればそれも追加情報として検討してくれる所もあります。

メールで何を書き、どんな情報を送れば良いのか、大学によってはウエブサイトで指示の出ている場合もありますので確認してみましょう。もしディファードされた人は何もする必要がないと書いてあれば、その指示に従いましょう。わからなければ億劫がらず電話かメールで指示を仰ぎましょう。ちゃんとした大学なら忙しい時期でも的確に対応してくれるはずです。場合によっては大学に興味を示す行為として合格の可能性を上げられるかも知れません。

多数の大学が1月1日をレギュラーでの願書受付け最終日としていましたが、直前に願書を送ろうとした人が殺到したため一時的にコモン・アプリケーションが送れなくなってしまいました。その他のトラブルもあり、願書締切り日を延期した大学があります。まだ願書提出が間に合う一部の大学を紹介します。また日にちは明示してないものの、少し遅れても受付ける大学もあります。これから追加して願書を出そうかと思っている大学があるなら、その大学のサイトで確実な情報を得ることをお勧めします。

願書締切り日~1月5日  コルビー・カレッジ、デューク大学
        ~1月6日  コロンビア大学、スワースモア・カレッジ、ペンシルバニア大学
        ~1月8日  ハミルトン・カレッジ、ヴァッサー・カレッジ、
                ウィリアム・アンド・メアリー・カレッジ、ブランダイズ大学
                フォーダム大学
        ~1月9日  コーネル大学
        ~1月10日  リーハイ大学、ミドルベリー・カレッジ、アマースト・カレッジ、
                ダートマス・カレッジ、ウェークフォレスト大学
        ~1月12日  ボストン・カレッジ
        ~1月15日  ヴァンダービルト大学