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アーリー・アクション(EA) やアーリー・ディシジョン(ED) での大学志願者は全体的には年々増えています。今秋の主な大学志願者数と昨年比をお知らせします。顕著なのは26%もアップしたデューク大学の志願者数です。大学は今年中に合格者を選び、来年度新入生のベースを作ります。

スタンフォード大学    6948人    14%増
ブラウン大学       3086人    2%増
ダートマス大学      1678人    6.7%増
デューク大学       3191人    26%増
ノースウエスタン大学   2794人    14%増
プリンストン大学     3831人    0.5%増
ペンシルバニア大学    5133人    6.6%増
イエール大学       4768人    5.6%増
コロンビア大学      3296人    5.4%増
バージニア大学      14309人   3.6%増
スワースモア・カレッジ   343人    8%増
ケニヨン・カレッジ     232人    17%増
ジョージア大学      12100人    7%増
シカゴ大学        11143人    6.7%増
ウィリアムズ・カレッジ   550人    12%減
ミドルベリー・カレッジ   691人    1.1%減
ハーバード大学      4692人     3%減

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コモン・アプリケーションや面接などで「他にどの大学に願書を出しますか」と聞かれることがあります。この質問に対して正直に知らせるべきかどうか迷いますよね。大学側はあくまで参考にしたいので、合否の判定には使わないと主張するかもしれませんが、この質問には慎重に対応しましょう。

例えばある志願者が明らかにその大学よりレベルが高い大学を中心に願書を出すとわかれば、その大学はセーフティーつまりすべり止めと受けとめ、その人に能力があっても合格させずウエイティング・リストに入れてしまうことがあります。なぜなら入学する見込みが低いのに合格させると、yield(合格者のうち実際に入学する人の割合)が低くなりランキングが下がってしまうからです。ランキングが下がると志願者が減り、さらにランキングが低下するという悪循環を招きかねません。

質問するすべての大学がこんなことをしているわけではありませんが、質問されたらその大学とほぼ同じレベルの大学名を二、三挙げるくらいに留めておくのが得策です。まだ志願校がすべて決まってないと付け加えても良いでしょう。

またファイナンシャル・エイドの申請のためFree Application for Federal Student Aid (FAFSA)を提出する際、志願するすべての大学名を入れますが、大学側は各申請者のこの大学リストを見ることができます。申請者は行きたい大学順に大学を挙げていく傾向があると大学は知っていますので、ここでも注意してアルファベット順に列挙した方が賢明でしょう。

高校生シニアの中には、アーリー・アドミッションで志望大学に願書を出し終えた人もいると思います。これで第一希望の大学からクリスマス前に合格通知が来たら、願書のことは一切考えなくてよいことになります。でも今のところは不合格だったり合否決定を延期される場合を考えて、他の大学の願書準備をしておきましょう。

高校の成績や推薦状の他に、エッセイを含め願書全体で志願者のあらゆる良い面が伝わるよう細心の注意を払って準備して下さい。それぞれの大学が自分の第一希望という気持ちで丁寧に仕上げましょう。

志願者のエッセイを読み慣れている人には、急いで書き上げたのかじっくり時間をかけて書いたのかすぐわかります。サプルメントと呼ばれる大学独自のエッセイを書くのに最低でも二週間から一ヶ月はかけ、推敲に推敲を重ねて下さい。

レギュラー・アドミッションで願書を出す場合、シニアの前半の成績も考慮に入れられますので成績が落ちないよう、今まで以上に気をつけて下さい。なぜなら現時点の成績が、もっとも端的に大学に入ってからの成績を予知すると考えられているからです。

今まで一生懸命やってきたクラブ活動やボランティアもそのまま続け、記録や時間をのばす努力をしましょう。ウェイティング(補欠)になった時、その努力が認められることがあります。マラソンのように長い大学入学までの道はもうすぐゴールですが、ここで休まず最後まで走り続けて下さい。