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春から秋にかけては大学を見学するのによい時期です。日常のキャンパスを知るためにも平日に行くのが理想ですが、無理なら土曜日でも夏の間にでも車で片道6時間以内で行ける大学にはぜひ行ってみて下さい。数日間でいくつかまとめて大学を訪問する場合、一日に二つの大学が限度です。効率よく回れるようルートを考えて早目にオンラインでセッションなどを予約しましょう

行く前にそれぞれの大学の概要をリサーチし、大学で直接聞きたいことがあればメモしておきましょう。特にいくつかの大学を短期間で訪問すると記憶があやふやになりがちです。インフォメーション・セッションで質問したり得た情報もできるだけメモして下さい。

キャンパス・ツアーでは現役の学生がキャンパスのあちこちを案内してくれるので歩きやすい靴がいいですね。週末の過ごし方や寮で変えて欲しい点があるとすればそれは何かといった生活面や、今までとったクラスで一番学生数が多かったのは何人かとか毎日何時間くらい勉強するのかといった学習面での質問をするのもいいでしょう。また目に留まった建物や設備を写真に撮るのもお勧めです。最後にツアーガイドのフルネームとメールアドレスも聞いて、質問があればいつでもできるようにしておくといいでしょう。

訪問する大学が自分の第一志望であれば、事前に大学にリクエストして、授業を受けたり寮に一泊したりして大学生活を擬似体験してみることをお勧めします。高校生シニア向けに期間を決めてこのようなイベントを一年に数回実施している大学もあります。また専攻を決めていて、それについてさらに知りたい高校生は、アドミッション・オフィスか学部を通して教授に会えるようリクエストすることも可能です。

大学のカフェテリアや売店にも行って、いろいろな学生に気軽に話かけてみましょう。大抵の学生は親切に応対してくれます。大学に雇われているツアーガイドからは聞けなかった実情を知ることができるかもしれません。

自分の願書を審査することになる担当者の名前を、事前にか訪問中に聞き出し会う努力をしましょう。アドミッションオフィスに行っても会えなければ、自分の名前やメールアドレス、高校名などの情報と大学の印象などをメモして、後で渡してもらうようにして下さい。

家族で行く場合、それぞれがメモをして後で感想を言いあってみると自分の気づかなかった発見があるかもしれません。またキャンパスで話を聞いた人達のフルネームも聞いておくと、「なぜこの大学に入りたいのか」といった願書用エッセイを書く時の具体例に使えるかもしれません。訪問した年月日も願書で聞かれることがあるので、それも記録しておいて下さい。

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三月、四月は、ほとんどの学校で春休みがあります。高校生ジュニアの皆さんが大学訪問を始めるのに、ちょうど良い時期です。一学年上のシニアの大学進学先がほぼ決まり、次は自分達の番だという自覚の出てくる頃です。また、SATやACTを受けたり結果が出て、現実的にどの程度の大学に入れそうかわかってくる時期だからです。また夏休みと違って、大学生が授業を受けているので、実際のキャンパスの雰囲気がより良くわかります。高校生の見学者がクラスを体験できることもありますので、興味のある場合はウエブサイトで調べたり、大学に問い合わせてみて下さい。

遠距離に行ったりするのは事前の計画が必要ですので、そこまで準備のできてない場合や、まだ大学を明確に決めてない場合でも、近くの興味のある大学二つくらいを訪問することをお勧めします。州立大学と私立大学、都会にある大学と郊外や田舎の大学、規模の違う大学など違ったタイプの大学を訪れてどのような大学が自分に向いているか体感してみて下さい。

ただ、第一希望の大学を見学するのは、少し後にして下さい。それまで見た大学の良い点、悪い点などと比較して、その第一希望の大学がどうなのか客観的に見られるからです。ぜひ行きたい大学では、クラスの体験や寮に一晩泊まったりできるシステムを利用し、一日か一日以上時間を費やして大学生気分を味わってみて下さい。

オンラインで大学の情報セッションとキャンパス・ツアーの予約ができますが、ある大学に興味を持った時点で、つまり予約をするもっと前から、情報を送ってもらうようメーリング・リストに登録しておいて下さい。また正式な見学の他に、カフェテリアや売店などにも行って、週末の過ごし方やその大学で変えて欲しいと思っている点など、学生に気軽に聞いてみて下さい。前は同じような高校生だった大学生達は、率直にいろいろなことを教えてくれるでしょう。

車の運転手席に実際座るのは親かもしれませんが、大学選択のプロセスは高校生の皆さんが運転手席に、親はバックシートに座るつもりでいて下さい。写真を撮ったりメモをとったりして、後でゆっくりお互いの感想を話し合うのも良いでしょう。アメリカでは、この大学訪問の旅がティーンエージャーの通過儀式(rite of passage)と言われることもあるくらい重要な大人に近づくプロセスですので、貴重な時間を親子で楽しんで下さい。